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読者の声Q&A【会計編】 ── 2026年7月
2026.07.27
読者の声Q&A【会計編】 ── 2026年7月
読者の声・Q&A

今回は伝票入力・振込データ作成・仕訳処理にまつわるご質問を5つご紹介します。
目次
1. Q1. 総合振込データに済みの明細が混入する
こんなお悩みありませんか?
会計システムから総合振込データを作成しようとしたところ、すでに支払い済みのデータが再度CSVに出力されてしまいました。「振込明細データ手入力」は行ったはずなのに、なぜ済みのデータが含まれてしまうのでしょうか。
A.
「振込明細データ手入力」の後に「振込明細データ作成」を実行してしまうことが原因です。
操作の流れとしては、手入力後は「振込明細データ作成」ではなく「振込伝送データ作成」に進む必要があります。「振込明細データ作成」を実行すると、支払い済みを含む明細が再度作成されてしまいます。
手順の確認ポイントは以下のとおりです。
1.「振込明細データ手入力」で必要な明細を入力します。
2.そのまま「振込伝送データ作成」に進み、CSVファイルを作成します。
手入力後のステップを「振込伝送データ作成」に切り替えるだけで、正しいデータが出力されます。
2. Q2. 支出伺の伝票確定で行追加や消費税区分がうまくいかない
こんなお悩みありませんか?
支出伺(支出の事前申請データ)の貸方を2科目に変更しようと振替伝票確定時に「行追加」を試みたのですが、追加できませんでした。また、支出伺で設定した消費税区分が、伝票確定の際に変わってしまうことがあり困っています。
A.
「一括確定」ではなく「個別確定」を使うことで、どちらの問題も解決できます。
「一括確定」の画面では消費税区分の入力欄が表示されるため、意図せず変更してしまうケースが生じます。また行追加の操作も「個別確定」から行う必要があります。
対処方法は次のとおりです。
1.支出伺の確定操作は「個別確定」メニューから行います。
2.「個別確定」では伝票日付の入力欄のみ表示されるため、消費税区分を誤って変更するリスクが下がります。
3.貸方に科目を追加したい場合は「個別確定」画面内の「行追加」ボタンから操作します。
複数の伺書を同時に確定しない運用であれば、「個別確定」を基本の手順として使うと安心です。
3. Q3. 概算払い(資金前渡)の仕訳はどう入力すればよいですか?
こんなお悩みありませんか?
職員に経費を概算払い(資金前渡)し、後から精算書をもとに伝票を起こすという流れで処理しています。インボイス制度への対応を機に仕訳の関係者欄の入力方法を見直したいのですが、システムの消費税計算に影響が出ないか確認したいです。
A.
仮払金を使った仕訳で処理いただくことで、消費税計算に問題なく対応できます。
概算払い時に職員名で仮払金(一時的に資金を立て替えた際に使う仮の資産科目)を計上し、精算時にインボイス事業者を関係者欄に入力する方法が適切です。
仕訳の例(タクシー利用料5,000円を概算払いし、1,300円使用・3,700円を戻入した場合)は次のとおりです。
【概算払い時】
【精算時】
※戻入した3,700円は、法人に戻ってくる現金のため借方に計上します。借方合計(1,300円+3,700円)と貸方の仮払金5,000円が一致します。
この仕訳でシステム上の消費税計算は正しく行われます。法人内の承認手続き上問題がなければ、この方法をご活用ください。
4. Q4. 月次の正味試算表はどこから出力できる?
こんなお悩みありませんか?
月次で予算の執行状況を確認したいのですが、正味財産増減計算書の試算表をどのメニューから出力すればよいのかわかりません。毎月の管理資料として活用したいと考えています。
A.
「月次処理」メニューの「試算表」から出力できます。
手順は次のとおりです。
1.トップメニューより「月次処理」を選択します。
2.「伝票段階」→「試算表」→「正味試算表」と進みます。
3.対象年月を指定して出力します。
なお、この正味試算表では予算金額の出力には対応しておりません。予算との比較表が必要な場合は、別の帳票(事業別正味予算表など)をご利用ください。月次の傾向確認には、まずこちらの正味試算表をお試しください。
5. Q5. 返金時の振込手数料を先方負担とする場合の仕訳は?
こんなお悩みありませんか?
誤入金などで返金が発生した際、振込手数料を相手方にご負担いただく運用にしています。このとき振込手数料相当額の伝票はどのように起票すればよいでしょうか。また、適格請求書(インボイス)の免除理由の入力は必要ですか。
A.
振込手数料を先方負担とする場合、手数料相当額を「通信運搬費」として計上するよりも、「雑収入」(先方が実質的に負担してくれた収入)として処理するのが一般的です。
仕訳例(返金額10,000円・消費税1,000円・振込手数料220円を先方負担とする場合):
※返金債務の合計11,000円(返金額10,000円+消費税1,000円)のうち、先方負担の振込手数料220円を差し引いた10,780円を送金し、負担いただいた220円を雑収入に計上します。借方合計・貸方合計とも11,000円で一致します。
この形で処理いただくと、振込手数料部分に消費税は発生せず、適格請求書の免除理由の入力も不要となります。すでに「通信運搬費」で処理されている場合は、次回の返金処理から「雑収入」に切り替えて運用いただくとスムーズです。
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