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AIに聞いてみた④:AIエージェントは、5年後「同僚」になっているのか?
2026.02.16
AIに聞いてみた④:AIエージェントは、5年後「同僚」になっているのか?
トピック・コラム

結論から言うと、AIエージェントは5年後、
人が判断する前段の「確認と整理」を担う同僚のような存在になります。

稟議書を出す前、こんな確認を無意識にしていませんか。
・過去に似た稟議があった気がする
・規程的に問題なさそう
・この承認者はここを見るはず
この事前チェックは、毎回大きな時間を奪います。
もしここをAIが先にやってくれたら――
仕事の進め方そのものが変わるかもしれません。
この記事では、非営利法人の現場(稟議・会計・総務)に
AIエージェントがどう入り込むのかを、AIとの対話をもとに整理します。

※ ここで言う「AIエージェント」とは?
質問に答えるAIではなく、
業務の中で情報収集や確認を行い、
人の判断を助けるために先回りして動くAIのことです。
最終判断はせず、
判断に必要な材料を揃えて人に返す役割を担います。

目次
1. AIエージェントは、何を任される存在なのか
AIエージェントは、人の代わりに決断する存在ではありません。
任されるのは、判断の前段の仕事です。
・業務を分解する
・情報を集める
・手順通りに進める
・判断が必要なところで人に返す
AIは「判断」よりも、判断準備を得意とします。
2. 5年後、AIは仕事のどこに入り込む?
AIに、次の問いを投げました。
公益法人の実務(稟議・会計・総務)を前提に、
AIエージェントが最初に入り込みやすい「判断の前段」はどこですか?
AIの答え(要約)
・稟議・決裁前の「前例・規程・承認者観点」の確認
・会計・事業管理での「前年差異の説明準備」
・総務業務の「期限・進捗・抜け漏れ」管理
いずれも、人が強く意識せずにやっている一方、確実に時間を奪われている領域です。
3. ① 文書管理・稟議・決裁の事前チェック
AIは次のような確認を担えます。
・過去に似た稟議があるか
(指定管理更新、理事会説明メモなど)
・規程から外れていないか
(旅費規程の例外、根拠資料の漏れ)
・承認者や監査で引っかかりそうな点はどこか
これまで人がすべて担ってきた確認作業を、
最初からAIに任せる設計が始まりつつあります。
人がやるのは、確認結果を踏まえた判断だけです。
4. ② 会計・事業管理の「判断前準備」
会計で時間がかかるのは、仕訳入力よりも、
・なぜこの科目が増えたのか
・去年はどう処理していたか
・根拠資料はどれか
といった説明準備です。
AIエージェントは、
・「前年同月比で増えています」
・「去年はこの扱いでした」
・「根拠資料はこちらです」
と、説明の前段を整理して返します。
月末や決算前に追われがちな職場ほど、効果が出やすい領域です。
5. ③ 総務・管理部門の“もう一人”
総務では、期限・進捗・抜け漏れ管理をAIが担います。
・期限が近い手続きの通知
・止まっている申請の検出
AIが状況を見て、
・「そろそろ着手した方がよさそうです」
・「ここで止まっています」
と静かに知らせます。
6. AI導入で、現場はどう変わる?
AIは、良い変化としんどい変化の両方をもたらします。
良い変化
・説明準備が軽くなる
・新人でも一定水準で業務が回る
しんどい変化
・ごまかしが効かなくなる
・判断プロセスが可視化される
大きいのは、
「仕事ができる人」の定義が変わることです。
覚えている人から、
判断ポイントを言語化できる人へ。
7. 今、考えておくべきこと
よくある失敗は、ツール選びから始めてしまうことです。
判断基準が整理されないまま導入が止まります。
先に整理すべきは、この3つ。
・判断ポイントはどこか
・誰が何を根拠に決めているか
・その理由を言葉にできるか
これが曖昧なままでは、AIの力は活きません。
8. まとめ:AIは「同僚」になるか?
AIエージェントは、
判断の前段を担う同僚として定着していく可能性があります。
だから必要なのは、
AIを学ぶことではなく、
「自分たちの仕事は、どこで判断しているのか」を言葉にすること。
それが、未来のAIを迎える一番の準備です。
9. 実践ミニワーク(30分)
直近の稟議を思い出し、次の3問に答えてみてください。
1.迷った瞬間はどこでしたか?
2.何を根拠に決めましたか?
3.それを2行で説明できますか?
この答えが、あなたの職場の「判断ポイント」です。
共有するだけでも、仕事の見え方が変わります。







